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「富士山めあての観光客を駅外へ…」乗り換え“通過点”から脱却目指し対策協議 山梨・大月市

2024年9月3日 21:00
「富士山めあての観光客を駅外へ…」乗り換え“通過点”から脱却目指し対策協議 山梨・大月市

 富士北麓地域へ向かう観光客の「通過点」となっている大月市で3日、関係者が誘客対策を協議しました。JR大月駅からタクシーで市内を巡るモデルコースの策定などを進めていく考えです。

 3日は大月市や市内の事業者でつくる協議会が開かれ、富士北麓地域に集中する観光客の取り込みなどについて意見を交わしました。

 外国人を中心に富士山を目当てに来県する観光客の多くは、JR中央線から大月駅で富士急行線に乗り換え、富士北麓地域へと向かいます。その際、駅の外に出ることはほとんどないため、観光客の「通過点」となっているのが現状です。

 こうした状況を改善しようと、会議では外国人客向けのキャッチコピーやタクシーで市内を巡るモデルコースの策定といった誘客に向けた提案が出されました。

大月市 小林信保 市長
「通過しているということは、ここに来てくれているということ。来てくれている人をいかに駅の構外に出すかということが求められている。そこに対する具体的な施策が話し合われたので、非常にうれしく思っている」

 市では提案があった事業をまとめた上で、国の補助を受けながら進めていきたい考えです。

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