コストコ初の週末終え…渋滞は「想定の範囲内」隣接施設は「もっと来るだろうと…」山梨

南アルプス市に会員制大型スーパー「コストコ」がオープンして初の週末を終えた14日、懸念された渋滞や期待された波及効果はどうだったのか、取材しました。
南アルプス市寺部の会員制大型スーパー「コストコ南アルプス倉庫店」は11日にオープンしました。
オープンから一夜明けた12日は土曜日。午前中は目立った混雑はありませんでしたが、午後2時を過ぎたころから駐車場に入れない車が周辺に停滞し始め、東西に約1キロの渋滞となりました。
市によりますと、最も混雑したのはオープン初日となった11日午後6時過ぎで、渋滞は1.8キロに及んだということです。
買い物客は
「土日は今後避けて来た方がいいと思う」
市は週末に発生した渋滞について「想定の範囲内」だったとし、誘導員の増員や道路整備などの対策が功を奏したとみています。
南アルプス市政策推進課 武井万典 課長補佐
「一時的な混雑は発生したが大きな影響はなく、まずは一安心している。(今後)慢性的な渋滞が発生すればしっかりと調査した中で必要な対策を講じていきたいと思っている」
一方、周辺への経済波及効果は関係者の高い期待には届かなかったようです。
コストコに隣接する地域交流エリア「fumotto」です。週末はコストコとfumottoを行き交う客がみられましたが、混雑した時間帯は限定的でした。
テナントの店主の1人は「思ったよりは混雑しなかった。渋滞を回避する意識が高かったのではないか」と話していました。
fumottoの担当者は消費者が混雑に慣れると次第に集客効果が表れてくるとし、今後への期待感を示しました。
fumotto南アルプス 江間篤 マネジャー
「もっと来るだろうなと思っていた部分はある。こうした中で今後、より連携する中で(集客の)さまざまな改善を加速させて実現をしていきたい」
また、市は臨時駐車場を1年程度、継続させる方針で、今後の推移を注視したいととしています。