【実践】今日から備蓄米の入札開始 どんなお米でも「おいしく炊ける」方法と気になる裏ワザを解説
価格の高止まりが続くコメについて、10日から備蓄米の入札が始まりました。今後の値段から、備蓄米の美味しい炊き方まで、詳しく解説します。
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上野巧郎 記者
「備蓄米の入札がいよいよ始まります。今回放出されるお米は、初回は2024年度産の10万トン。そして23年度産の5万トンというものなんですが、出回るのは早くても3月下旬から、4月頃。そして備蓄米という表記はされない予定になっています。
さらに一番気になる値段ですが、現在、備蓄米の放出決定後も値段が上昇しているのが現状で、今後はまだわからないという状態です。
では、どういうお米が出るのかというところも気になりますが、「あきたこまち」だったり、「コシヒカリ」、さらに「ひとめぼれ」「きらら397」と、聞いたことあるような品種がずらっと並びます。
どのようなお米が どのような値段で出てきたとしても、気になるのは「おいしいお米の炊き方」ではないか、ということで今日は、新米だろうが古米だろうが、これをやればおいしく炊けるという方法をお伝えしたいと思います。
まずは計量が大事です。入り口ですので。計量は、山盛り盛って擦り切る、こう覚えててください。抑えたりして容量が変わらないようにしてください。
これをお釜に入れて、“お米とお水の最初の出会い”、を大事にしてほしいです。最初の出会いだけ、まず良いお水を使ってください。今日はミネラルウォーターを準備しましたが、お家であれば浄水器などから出てくる、ちょっといいお水を使っていただければと思います。
最初の出会いで大事なことは、水を一気に入れていただくことが大事です。今日は便宜上、ペットボトルでやりますが、一度ボウルに溜めた後に、一気に最初の出会いをさせてあげてください。最初が一番肝心、と覚えておいてください。
最初の出会いが済みましたら、このお水とお米は、さっと混ぜたら、すぐ捨ててください。いいお水でもすぐに捨てることが大事です。ここポイントなんで、よく覚えていただきたいです。
お水とお米が出会った後は、そのまま指を立てて30回ほど洗っていきます。ここがポイントです。
指を立てて洗った後は、今はペットボトル使いますが、お家だったら普通の浄水を使ってすすいでいってください。
洗ってお水を捨てるという工程を繰り返していくんですけども、これを大体 2回から4回ほどやっていただいて、この濁りがある程度取れればOKです。こういう工程を繰り返していただいて、すすぎという工程も入れていくんですけども、すすぎも大体 2回ほどやっていただければ、まずはOKだということです。
そして炊くときのお水も少しこだわって下さい。浄水やミネラルウォーターを使っていただきたいのですが、裏ワザについてもいろいろ聞いたことあると思います。その裏ワザに関して、今日はお米マイスターに聞きました。
まずは「日本酒」です。これは古米には結構良いんじゃないかということなんですが、新米には それほど必要ないんじゃないかと。
そして「炭酸水」。あくまで諸説あるものなんですが、今日話を伺った河中 お米マイスターによりますと、不明な部分も多いということです。
さらに、これは意外なんですが、「氷」を水と一緒に使うことで、古米も新米もふっくら炊き上がるという説もあります。
ただ大事なのは、人によって味覚が違うというところです。さらに、ミネラルウォーターも紹介しましたが、使用するのは硬水ではなく、軟水を使って、冷たい水で炊くのがおいしいということです。
備蓄米の味はまだ分かりませんが、仮に気になる味で来たとしても、今日紹介したような方法で、おいしいお米を炊いていただきたいと思います」