ロシアと中央アジア・カザフスタンの国境地域で雪解け水による大規模洪水が発生していて、これまでに10万人以上が避難を余儀なくされています。

モスクワの東およそ1200キロに位置するロシア・オレンブルク州では、ヨーロッパで3番目に長いウラル川の堤防が5日、雪解け水によって決壊しました。

ロイター通信によりますと、この影響で少なくとも7700人が避難したということです。

また、隣接する中央アジア・カザフスタンでも同様の洪水に見舞われていて、ロイター通信は当局の情報として、9万7000人以上が避難したと伝えています。両国の避難者は合わせて10万人を超える規模に膨れ上がっていて、政府による救助活動が続いています。