リビア洪水、救助活動続く…死者1万人超え
アフリカ北部のリビアで発生した洪水で、現地で活動を続ける国際赤十字・赤新月社連盟は14日、死者数が1万人を超えていると明らかにしました。
今年7月にリビア東部を撮影した衛星写真と、洪水発生した後の13日に撮影した写真を比較すると、橋が壊れたことや、川沿いの多くの建物が流されたことが分かります。
リビアで発生した洪水では、救助活動が続けられていますが、AP通信によりますと、現地で活動している国際赤十字・赤新月社連盟は14日、死者数が1万1300人にのぼり、依然として1万人以上が行方不明となっていると明らかにしました。現地当局も、被害を受けた地域の死者数が2万人に達する可能性があるとしていて、今後も死者数は増える懸念が高まっています。
WHO(=世界保健機関)は、被災者支援のため200万ドル(約2億9000万円)の資金提供を発表し、物資を送るなど、人道支援を急いでいます。