NATO首脳会議 ウクライナ加盟 「将来的な加盟」確認、ゼレンスキー大統領は不満も
NATO=北大西洋条約機構は首脳会議を開き、ウクライナの加盟について条件が整い、加盟国が同意すれば手続きを始めることで合意しました。
まもなく2日目の首脳会議が始まります。NATOはウクライナの将来的な加盟を確認しましたが、ウクライナが求めていた加盟に向けた具体的なスケジュールを示しませんでした。
ゼレンスキー大統領は加盟への期限が示されなければ、「前例がなく、不条理だ」と強い不満を表明していたため、不満が残った形です。
こうした中、ゼレンスキー大統領は12日、NATO加盟国とウクライナが対等な立場で協議する「NATOウクライナ理事会」の初会合に出席する予定で発言が注目されます。
12日の議論は、ウクライナがNATOに加盟するまでの安全をどう保障していくかが焦点となります。
ゼレンスキー大統領はG7各国の首脳とも会談する予定で、ウクライナへの長期的な支援を盛り込んだ共同宣言を発表するとみられています。
また、アメリカのバイデン大統領は、アメリカがイスラエルに対して行っているような長期的な軍事支援の用意があると明らかにしています。