プーチン大統領、ウクライナ侵攻について「我々が始めたのではない」 専門家会議で演説
ロシアのプーチン大統領は5日、南部ソチで開かれた専門家の会議で演説し、ウクライナ侵攻について「我々が始めたのではない」とこれまでの主張を繰り返しました。
プーチン大統領
「ウクライナでいわゆる戦争を始めたのは我々ではないと何度も 言ってきた。それどころか終わらせようとしている。2014年にウクライナでクーデターを起こしたのは我々ではない」
プーチン大統領は戦いを始めたのはロシアではなくウクライナ国内の戦いを止めるために軍事作戦を開始したのだというこれまでの主張を繰り返しました。
また、プーチン大統領は、核搭載可能な大陸間弾道ミサイル「サルマト」の開発をほぼ完了し、原子力巡航ミサイル「ブレベスニク」の発射実験にも成功したと述べて、ロシアが攻撃された場合、「誰にとっても生き残るチャンスはない」などと西側諸国をけん制しました。
また、日本との関係について問われたプーチン大統領は、「制裁を課したのは我々ではない。日本側が対話が必要と考え何らかのイニシアチブを取るのであれば応じる用意がある」と答えました。