EUが強く非難「違法な併合を断固として拒否」 露の“併合宣言”受け
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部と南部の4つの地域を併合すると宣言したことを受け、EU(=ヨーロッパ連合)は30日に声明を発表し、「違法な併合を断固として拒否する」と強く非難しました。
声明では、「ルールに基づく国際秩序を故意に損ない、独立、主権、領土保全というウクライナの基本的権利、国連憲章と国際法に明記された基本原則を露骨に侵害した」と厳しく批判しています。
また、「ドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソンの違法な併合を断固として拒否し、明確に非難する」としています。
その上で、「違法な『住民投票』も、偽造された結果も決して認めないし、認めることはない。決定は無効であり、いかなる法的効果も生み出すことはできない」と強調し、各国に対し、明確に拒絶するよう求めています。