首都キーウや近郊へのミサイル攻撃が増加…ウクライナ軍をけん制か
ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ロシア軍が東部ドンバス地方への新たな攻撃を開始したと明らかにしました。首都キーウから中継です。
ウクライナの首都キーウのある高層マンションでは、上層階の部分に大きな穴が空いていました。ここは軍事侵攻の初期にロシア軍のミサイル攻撃を受けた場所です。
「戦争の第2段階」に入りキーウではこうしたミサイルへの懸念が再び高まっています。
この高層マンションへの攻撃は7週間以上前のものですが、ここ数日でロシア軍による首都キーウとその周辺へのミサイル攻撃は増えています。18日夜も空襲警報が鳴り響いていました。
首都攻略に失敗したロシアは今後、陸上部隊を東部に集中する一方、キーウやその近郊にミサイル攻撃を増やすことでウクライナ軍をけん制していくものとみられます。
――キーウの人々は今後、東部の戦いが激化することについてどのように受け止めているんでしょうか?
ロシア軍をキーウ近郊から撤退させたこともあり、東部での戦いについてもウクライナ軍は国を守ってくれると話す人が多いです。
キーウ市民「軍が頑張ってくれているので信用しています」
キーウ市民「私たちは勝ちます。ウクライナ人はひとつの国民です」
また、ロシア国防省は、一晩でウクライナの1260の標的を攻撃したと発表しました。