感染者が連日30万人超え PCR検査追いつかず… 韓国
韓国では1日の新規感染者数が連日30万人を超えています。PCR検査が追いつかないため、簡易的な抗原検査でも陽性と確定する方式に変更されました。
◇
14日、韓国・ソウルのクリニックは人があふれていました。列を作り、待っていたのは、新型コロナの抗原検査です。
韓国の15日の新規感染者は、過去2番目に多い36万2338人となりました。4日連続で30万人を超え過去最悪の水準が続いています。
PCR検査がひっ迫していることから、14日から医師による簡易的な抗原検査でも陽性となれば、確定診断とする方式に変更されました。
医療スタッフ
「陽性が出ましたので5日分のお薬を処方しますね」
抗原検査を始めたクリニックでは、PCR検査よりも診断結果が早くでるため、普段の3倍以上の人が来院しました。
クリニック院長
「新型コロナ疑いの患者が増えているので、職員や医療スタッフも感染リスクがより高まっています」
保健当局によりますと、16日から22日の間に感染のピークを迎えるとみられています。
◇
その一方で、オミクロン株は重症化率が低いことから、韓国政府は感染対策の緩和を進めています。
外国から入国した人は、これまで7日間の隔離が義務づけられていましたが、3回のワクチン接種などを条件に、21日以降は順次、隔離が免除されるということです。