北朝鮮が弾道ミサイル3発を発射…韓国軍発表 韓国国内のテレビ画面では赤い表示で空襲警報が伝えられ…
韓国軍は北朝鮮が2日朝、日本海に向けて弾道ミサイル3発を発射したと発表しました。ソウルから中継です。
ミサイル発射直後の方向が日本海上の鬱陵島に向けられたため、一帯では一時、空襲警報を発令され韓国国内でも緊張が走りました。
韓国軍は午前9時前、北朝鮮が東部の元山付近から日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表しました。
ミサイルは短距離弾道ミサイル3発でこのうち1発は鬱陵島の手前で公海上に落下したということです。
日本政府関係者によりますと日本の排他的経済水域の外に落下したとみられます。
韓国国内のテレビ画面では赤い表示で空襲警報が速報で伝えられました。
韓国軍は発射直後から警戒態勢を格上げし、追加の軍事挑発に備えている状態です。
北朝鮮によるミサイル発射は、巡航ミサイルを含め今年だけで29回目で、異例の頻度です。
あさって4日まではアメリカと韓国が最新鋭のステルス戦闘機など240機あまりを動員した大規模な合同軍事演習を行っています。
金正恩総書記の側近である朴正天書記は1日付の談話で、この演習を批判し「アメリカと韓国が武力の使用を謀るなら、北朝鮮の武力は課された戦略的使命を直ちに実行する。米韓は恐るべき事態に直面し史上最も恐ろしい代償を払うことになる」などと警告していました。
今後も7回目の核実験を含む軍事的な挑発が懸念され、関係国での警戒が強まっています。