ガザ地区に支援物資トラック第2陣が入る 砲撃で搬入が一時中断も
人道危機が深刻化しているパレスチナ自治区ガザ地区に22日、支援物資を積んだトラックが新たに入りました。ガザ地区への支援物資の搬入は、2日連続です。
支援物資を積んだトラックは22日、エジプトとの境界にあるラファ検問所を通過し、ガザ地区に新たに入りました。21日にガザに支援物資を運んだトラック20台に続く第2陣の支援となります。
こうした中、ロイター通信などによりますと、検問所付近で、第2陣が通過した直後に砲撃があり、搬入が一時中断したということです。
その後、イスラエル軍は、ラファ検問所に近いエジプトとの国境付近で、イスラエル軍の戦車が誤ってエジプト側の監視塔を砲撃したと発表しました。砲弾の破片で、数人のエジプト兵が軽傷を負ったということです。
イスラエル軍は誤射について、エジプト側に謝罪し、原因を調査しています。
ガザ地区の人道支援をめぐっては、国連が1日あたり少なくともトラック100台分の支援が必要だとしていて、今後も支援を継続できるかが焦点となっています。