ウクライナ復興…今後10年で約78兆円必要と試算 世界銀行など
ロシアによるウクライナ侵攻から3年が経過した中、世界銀行などは25日、ウクライナの復興には今後10年でおよそ78兆円が必要だとする試算を発表しました。
世界銀行や国連などがまとめた報告書によりますと、ロシアによる攻撃でウクライナの住宅のおよそ13%が被害を受け、エネルギーインフラの被害も深刻だということです。
直接的な被害額は1760億ドル、およそ26兆円に上るとしています。
そして、今後10年間でウクライナの復興にかかる費用は5240億ドル、日本円でおよそ78兆円と試算しています。
ウクライナ政府は、すでに住宅など各分野で復旧・再建を進めていますが、2025年だけでもおよそ100億ドル、日本円でおよそ1兆5000億円の資金が不足しているとしています。