宇宙飛行士・若田光一さん、地球に帰還 体を支えられ椅子に座り楽しそうに会話
ISS(=国際宇宙ステーション)に長期滞在していた宇宙飛行士の若田光一さんが無事、地球に帰還しました。
日本人宇宙飛行士の若田光一さんら4人は宇宙船クルードラゴンに乗り込み、日本時間の11日夕方、ISSを離脱しました。
その後、地球に向けて飛行を続け、日本時間12日午前11時すぎ、4つのパラシュートを開いて減速しながらアメリカ・フロリダ州の沖合に着水し、無事地球への帰還を果たしました。
およそ30分後、海上に浮かぶ宇宙船が船に引っ張られて回収され、午前11時55分頃、作業員たちの補助を受けながら若田さんが姿を見せました。
体を支えられながら椅子に座り、周りの人たちと楽しそうに話をするなどしていました。
若田さんは日本人最多の5回目の宇宙飛行で、去年10月からおよそ5か月にわたってISSに滞在しました。
将来の月や火星の探査計画に向けた実験のほか、自身初となる船外活動を2回行いました。