レバノンからイスラエルに30発以上のロケット弾 1人ケガ
中東イスラエルの軍は6日、隣国のレバノンから、30発以上のロケット弾が発射されたと発表しました。
パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによるものだとして、イスラエル軍がガザ地区で攻撃を開始するなど緊張が高まっています。
イスラエル軍は6日、隣国のレバノンからイスラエルに向けて、34発のロケット弾が発射されたと発表しました。
この攻撃で、これまでに死者は確認されていませんが、少なくとも1人がケガをしたということです。
5日、エルサレムにあるイスラム教の聖地とされるアルアクサ・モスクで、イスラエル警察とパレスチナ人との衝突が起きていて、イスラエル側は、今回の攻撃を、敵対するパレスチナ自治区のイスラム原理主義組織ハマスによるものだとしています。
イスラエルのネタニヤフ首相は、声明で、「敵は侵略行為の代償を払うことになるだろう」と述べて報復攻撃を示唆していて、イスラエル軍が「ガザ地区で攻撃を行っている」と明らかにするなど緊張が高まっています。
イスラム教の断食月、ラマダンと、ユダヤ教の祝祭が重なる時期となっていて、宗教間の対立が強まることが懸念されています。