ロシア、日本との平和条約交渉を中断 制裁への対抗措置か
ロシア外務省は21日、北方領土問題を含む日本との平和条約交渉を中断すると発表しました。ウクライナ侵攻に対して日本が行う制裁への対抗措置とみられます。
ロシア外務省が21日に発表した声明では、日本について「公然と非友好的な立場をとり、我が国の国益を害しようとしている」と非難。その上で、2国間関係に関する基本文書の署名について議論することは不可能だとして、北方領土問題を含む日本との平和条約交渉を中断するとしています。
また、1991年から続く北方領土とのビザなし渡航も中止するとしています。さらに、北方領土における共同経済活動の協議にも応じないとしています。
ロシア外務省は、「すべての責任は、意図的に反ロシアを選択した日本側にある」と強調していて、ウクライナ侵攻に対する日本の制裁に反発した形です。