性被害を受けた女子高校生が18% 米CDC調査
アメリカのCDC(=疾病対策センター)の調査で、2021年に性被害を受けた女子高校生が18%に及ぶことがわかりました。
CDCは13日、青少年リスク行動調査データを公表しました。アメリカ50州の高校生(9年生から12年生)を対象に調査が行われ、1万7232人から回答があったということです。
2021年の1年間で、望んでいないのにもかかわらず性的なこと(キス、ボディータッチ、性行為など)を強要されたと回答した女子高校生が18%、さらに、性行為を強要されたと答えたのは14%と、10人に1人を上回る結果となりました。
性的なことを強要されたと答えた人は、2017年と比べて3ポイント、性行為を強要されたと答えた人の割合は、2011年と比べて2ポイントとそれぞれ増加しています。
NBCは、専門家の話として「性暴力や虐待の多くは、家族や親しい間柄など知っている人から起こる」と指摘した上で、「新型コロナウイルスにより、家庭にいる時間が長くなったことで被害が増加した一面もある」としています。
また、コロナによる在宅でのリモート学習が多くを占めたことから、先生や友人から隔離され、助言を求めにくくなった一面もあるとしています。