アメリカのバイデン大統領は28日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談しました。バイデン大統領はガザ地区南部ラファへの侵攻に改めて反対する立場を伝えたとみられます。

ホワイトハウスによりますと、電話会談でバイデン大統領とネタニヤフ首相は、イスラエル軍が準備を進めているラファ侵攻についても協議し、バイデン大統領は明確な立場を伝えたということです。改めてラファ侵攻に反対する立場を伝えたとみられます。バイデン大統領はまた、人道支援団体と連携してガザへの支援を強化する必要性を強調したということです。

こうした中、停戦と人質解放をめぐる交渉についてロイター通信は、イスラム組織「ハマス」の代表団が29日にエジプトのカイロを訪れ、仲介役を担うカタールやエジプトの関係者と協議すると伝えました。交渉をめぐっては、人質解放を条件にイスラエルがこれまで拒否してきた「恒久的な停戦」について議論する用意があるとの意向を示したと伝えられています。

今回の協議でハマス側がどう回答するかが焦点となっています。