アメリカのトランプ大統領は4日、中国系の動画共有アプリ「TikTok」のアメリカ事業買収について、売却の期限を75日間、延長すると表明しました。

TikTokをめぐっては、アメリカ事業を売却しなければ国内でのアプリ配信などが禁止される法律が今年1月に発効しましたが、トランプ大統領が法律の施行を75日間猶予する大統領令に署名し、その期限が今月5日に迫っています。

こうした中、トランプ氏は4日、SNSでTikTokの売却をめぐり「大きな進展があった」ものの、「取引にはさらなる作業が必要だ」として、売却期限をさらに75日間延長する大統領令に署名することを明らかにしました。

その上で、「中国が相互関税をよく思っていないことは理解しているが、誠意を持って中国と協力し続けたい」と投稿しました。

トランプ氏は3日、中国が「TikTok」売却を認めない場合には、関税を交渉材料に使う考えを示しています。