韓国大統領選で明暗 尹候補は支持率急落
約2か月後に迫った韓国の大統領選挙で、与野党候補の明暗が分かれています。与党・李在明候補が様々な政策を打ち出し安定した支持を保つ一方で、最大野党・尹錫悦候補は妻の経歴詐称問題などが響いて支持率が急落し、活動を一時中断しています。
李在明候補「誇らしい国民とともに大韓民国の危機を乗り越えます。危機に強い、有能な経済大統領・民生大統領になります」
李在明候補は会見で、日本による輸出管理の強化措置が「素材や部品産業の国産化率を高めるきっかけになった」と主張。自らの貧しい幼少期の経験を紹介しながら、「国が成長するのに国民の暮らしが良くならない状況は終わらせる」と訴えました。
一方、最大野党の尹錫悦候補は支持率が急落し、「中央日報」の世論調査では李候補に9.5ポイントリードされています。妻の経歴詐称問題や選挙対策チームでの主導権争いなどが影響したとみられます。尹候補は遊説などの公開活動を一時中断し、選挙対策チームの全面刷新を行うなど、苦境に立たされています。