およそ４か月後に迫った韓国の大統領選挙に向けて、最大野党「国民の力」の公認候補に、尹錫悦前検事総長（６０）が選ばれました。

公認候補をめぐっては、尹氏やベテランの洪準杓議員ら４人が争っていましたが、今週行われていた党員投票と世論調査の結果、尹氏が他の３候補を上回りました。疑惑の追及などを受けて一時、勢いを失い、２番手の洪氏に猛烈に追い上げられていましたが、逃げ切った形です。

尹氏は今年３月、検察改革をめぐる文在寅政権との対立の末に、検事総長を辞任。政権交代を目指すと訴えてきました。

今後、すでに与党「共に民主党」の公認候補に選ばれている李在明前京畿道知事らと次の大統領の座を争うことになります。