韓国大統領選の構図変化…尹候補“出直し”
韓国の大統領選挙で支持率が急落している最大野党の尹錫悦候補は5日、選挙対策チームをいったん解体して出直しを図ると表明しました。若者の支持率では3番手に後退し、およそ2か月後に迫った選挙戦の構図が変わりつつあります。
最大野党『国民の力』 尹錫悦候補「全て候補である私の責任です。今までやってきたのと違う姿で再び始めます」
最大野党「国民の力」の尹錫悦候補が5日に会見し、選挙対策チームをいったん解体して出直すと発表しました。
先月、妻の経歴詐称問題が取りざたされ、その対応をめぐっても陣営の主導権争いが表面化。党の執行部や選挙対策チームの大部分が辞任し、陣営は混乱に陥っていました。
5日に発表された20代と30代を中心とした若者への世論調査では、与党の李在明候補がトップで、2番手は中道系野党の安哲秀候補、尹候補は3番手に後退しました。無党派層が多く選挙のカギを握る若者が、尹候補から離れていることが顕在化した形で、今後、選挙戦の構図が変わる可能性もあります。