北発射、弾道ミサイル可能性 すでに落下か
政府は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表しました。海上保安庁はミサイルとみられるものはすでに落下した模様だとしています。
韓国軍によりますと、未詳の飛翔体が日本海に向けて発射されたということです。北朝鮮による飛翔体の発射は、今年1月5日以来です。このときは極超音速ミサイルの発射実験として、700キロ先の標的に誤差なく命中したと主張。ミサイルは新型で、変則的な軌道で飛行したものとみられます。
去年は列車を利用したミサイルや新型のSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)を相次いで発射していて、ミサイルの多様化を進めています。
金正恩総書記は、去年の年末に開かれた朝鮮労働党の中央委員会総会で「日ごとに不安定になっている朝鮮半島の軍事的環境と国際情勢は国家防衛力の強化を推し進めることを求めている」と指摘し、兵器開発を引き続き強化する方針を明らかにしています。