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五輪目前の北京で“市中感染”閉鎖相次ぐ

2022年1月17日 20:50

冬季オリンピック開幕を目前に控えた中国で、17日から春節の帰省ラッシュが始まりました。会場となる北京ではオミクロン株の市中感染が初めて確認されており、当局は警戒を強めています。

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オリンピック開幕まで18日となった中国。17日、上海市内の駅では、中国の旧正月・春節の帰省ラッシュがスタートしました。

記者
「これから故郷に帰るために、大きな荷物を持った人が次々と訪れてきています。かなり混雑してきていますね」

大きな荷物を手に、駅へと向かう人々。のべ11億8000万人が移動するとみられています。

帰省する人
「1年苦労したから、親と子供に会いたいね。誰でも同じだと思う。春節は皆、実家に帰るんだ」

帰省する人
「PCR検査を受けても、隔離されたとしても、それでも皆帰りたいと思う」

また、帰省前に検査をしようと、PCR検査場にも多くの人が詰めかけていました。

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一方、上海では、感染対策をめぐって混乱も起きています。

13日、ひとりの女性がショッピングモール前で叫び声を上げていました。中国メディアによりますと、無症状の感染者が施設に立ち寄っていたことがわかり、突如、施設が封鎖され、建物の中にいた娘と離ればなれになってしまったのです。

ショッピングモールに訪れていた客は、検査などのため、およそ50時間にわたって建物の中に閉じ込められたということです。

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厳戒態勢がしかれる中、中国政府が警戒を強めているのが、「オミクロン株」の感染拡大です。

15日、冬季オリンピックの開催を控える首都・北京で、オミクロン株の市中感染が初めて確認されました。地元当局は、感染者の住む地区を封鎖して、全ての住民にPCR検査を実施。感染経路や濃厚接触者を調べています。

こうした中、北京市内のスキー場では、“トラブル”が起きていました。感染者が最近訪れていたことが判明し、当局がスキー場を突如閉鎖。オリンピックのPR番組の撮影に来ていたスタッフが、およそ19時間にわたり、足止めされたということです。