モスクワ市長「今の医療体制で対応できる」
オミクロン株の感染拡大が懸念される中、2年ぶりに洗礼祭が開催されたロシアの首都・モスクワ。新規感染者が1週間で2倍近くに増加していますが、モスクワの市長は新たな制限措置はしないとしています。
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ロシアの首都・モスクワ。氷点下6℃という凍えるような寒さの中、水着姿で冷たい水の中へと入っていく人の姿がありました。
記者(ロシア・モスクワ)
「去年はコロナ感染急拡大で中止となったモスクワの洗礼祭ですが、今年はオミクロン株の感染拡大が懸念される中、2年ぶりの開催となりました」
ロシア正教会が毎年この時期に行う「主の洗礼祭」。「聖水」とされる水を浴びたり、飲んだりすると、無病息災につながると信じられていて、信者は十字を切りながら、頭も含めて全身を3回続けて冷たい水の中に浸します。
モスクワ市民
「(オミクロンは)怖くない。気分は最高。何か良いことを信じている」
モスクワの18日の新規感染者は8342人で、この1週間で2倍近くに増加。オミクロン株とみられる感染者が増え続けていますが、モスクワの市長は、「今の医療体制で対応できる」として、新たな制限措置はしない方針です。