米国ガソリン価格、過去最高値を更新 高騰が深刻
記録的なインフレが続くアメリカで10日、ガソリン価格が過去最高値を更新しました。
全米自動車協会によると、レギュラーガソリンの全米平均小売価格は10日、1ガロンあたり、4.374ドル、日本円で569円となりました。
ウクライナ侵攻後の3月11日以来、再び過去最高値を更新し、ガソリン価格の高騰が深刻な状況となっています。
ガソリンスタンドの客「前は(満タンにするのに)80ドルほどだったけど、30ドル上がった。これは高い」
アメリカメディアは高騰の理由について、ウクライナ侵攻に加え、災害などでガソリンを精製する製油所が閉鎖し、供給が減ったためと分析しています。
バイデン大統領「インフレを非常に深刻に受け止めている。政権の国内最優先課題だ」
バイデン大統領は10日の演説で危機感を示したうえで、石油の備蓄放出など対応に全力を挙げていると強調しました。