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マリウポリ製鉄所 ロシア軍が敷地内へ侵入か

2022年5月5日 7:25

ロシア軍に包囲されている南東部マリウポリの製鉄所では4日も激しい攻撃が行われています。一部の地元メディアは4日、ロシア軍が製鉄所の敷地内に侵入したと伝えました。

マリウポリのアゾフスタリ製鉄所では1日に国連などの仲介で子供を含む民間人101人の避難が実現しました。しかし、その後ロシア軍は攻撃を再開し、一部の地元メディアは4日、ロシア軍部隊が製鉄所の敷地内に侵入したと伝えました。

マリウポリのボイチェンコ市長は立てこもっているウクライナ兵との連絡が途絶えたと懸念を示しました。

マリウポリ・ボイチェンコ市長「残念ながら今日、兵士との接触は失われた。何が起こっているのか、彼らが無事なのかどうか知るすべがない」

一方、ロシアとの停戦交渉の団長を務めるアラハミア氏はラジオフリーヨーロッパに対し「連絡は取れている」と述べています。

一方、ロシア軍は4日、黒海の潜水艦から巡航ミサイルを発射する映像を公開し、西側諸国から届いた武器などを運ぶ鉄道周辺の変電所を攻撃したと明らかにしました。

ロシアのショイグ国防相はウクライナに提供される武器や物資の運搬はすべて攻撃対象になると警告しています。

ロシア・ショイグ国防相「ウクライナに届けられたNATOからの武器や物資の運搬は何であっても攻撃目標としてみなす」

欧米からの軍事支援を強くけん制した形です。