中国最大の航空ショー ステルス無人機など公開 軍事力拡大の姿勢鮮明に
中国で開かれている国内最大の航空ショーでは、空母へ搭載される戦闘機などが注目を集めています。台湾海峡周辺でアメリカなどとの緊張が高まる中、中国は軍事力拡大の姿勢を鮮明にしています。
中国・広東省で開催されている国内最大の航空ショーでは、中国軍の最新空母「福建」の艦載機となる可能性がある「殲15T」が初めて公開されています。
「“空に浮く空母”ともいわれる新型の無人機です。機体の中に小型の無人機を収容できるほか、ミサイルなども搭載できるようになっています」
新型の大型無人機のほか、空母への搭載を見据えているとされるステルス無人機「彩虹7」も初公開されるなど、さまざまな無人機をそろえているのも特徴です。
このほか、極超音速ミサイルを迎撃できるとされる地対空ミサイルシステムなども展示されています。
台湾統一を掲げる中国は、台湾周辺で活動を活発化させており、台湾への関与を強めるアメリカなどに対し、総合的な作戦能力の強化を誇示する狙いがあるとみられます。