イスラエル軍、ガザ地区へ局所的な地上作戦開始 少なくとも70人死亡
イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区で地上作戦を開始するとともに空爆も続けています。20日の攻撃で少なくとも70人が死亡したということです。
イスラエル軍は19日、ガザ地区中部や南部などで、局所的な地上作戦を開始したと発表しました。ガザ地区を南北に分断する道路「ネツァリム回廊」周辺に地上部隊を再配備したということです。
イスラエルは1月の停戦合意後、この回廊から部隊を撤退させていましたが、今回、ガザ地区の北部と南部の間に緩衝地帯を作るために部隊を投入したとしていて、住民にも避難するよう呼びかけています。
イスラエルはまた空爆も続けていて、ロイター通信は20日の攻撃で少なくとも70人が死亡したと伝えています。
イスラエルはイスラム組織ハマスに人質解放を迫るため事実上、停戦を破棄する形で軍事的圧力を強めています。ハマス側は、停戦合意に違反していると反発していて、再び戦闘が始まる恐れがでています。