山本美香記念国際ジャーナリスト賞 ジャーナリストの横田増生さんが受賞
優れた国際報道に贈られる「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」の授賞式が行われ、ジャーナリストの横田増生さんが受賞しました。
横田さんは、2020年のアメリカ大統領選挙で当時のトランプ大統領の陣営に潜入取材をするなどして、議会議事堂の占拠に至る支持者の熱狂ぶりを描き、「自由と民主主義の自壊現象を綿密な取材で浮き彫りにした」などと評価されました。
横田増生さん「本当に身の引き締まる思いが致します。潜入取材も加えることで、通常取材だけでは聞こえなかった声も聞こえてきたのかなと」
「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」は、2012年にシリアで取材中に銃撃を受け亡くなった、ジャーナリスト・山本美香さんの精神を引き継ぎ、果敢かつ誠実な国際報道につとめた個人に贈られるもので、今年で9回目となります。
横田増生さん「ロシアがウクライナを攻めるときも、何万人が死んだ(などと言われる)数字ではなくて、そこにあるヒューマンストーリー、どんな人がどういう気持ちで亡くなっているのか、そういうことを追い続けたのが、山本(美香)さんではなかったかなと思います」
横田さんは今後、経済をテーマにした取材を続けていきたいと語りました。