聴覚に障害のある選手の“オリンピック”「デフリンピック」が今月1日からブラジルで行われていますが、出場が危ぶまれていたウクライナ人選手たちが会場で日本人選手と再会しました。

再会を喜んでいるのは、デフリンピックに参加する日本人とウクライナ人の陸上競技選手です。

日本とウクライナはこれまで、メダル争いをしながら交流を深めていて、ロシアによる侵攻で大会への参加が危ぶまれていたウクライナ人選手たち20人は、日本などの支援でブラジルに到着し、参加できることになったのです。

選手たちはドイツやスペインなどに避難しながら練習を続けたといいます。

陸上日本代表・岡田海緒選手「結果的に会えることができて、本当にうれしかったです」

日本デフ陸上競技協会は、「戦争は、障害者にとって非常に過酷な状況になっている」として、7月に日本で合同合宿を行うなど、ウクライナ人選手たちへの支援を続けたいと話しています。