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“アウシュビッツ追悼”でウクライナ人犠牲者にも祈り「ただ傍観するのではなく、共にあることを示したい」

2022年4月29日 10:27
“アウシュビッツ追悼”でウクライナ人犠牲者にも祈り「ただ傍観するのではなく、共にあることを示したい」

ポーランドにあるアウシュビッツ強制収容所の跡地で28日、当時の犠牲者を追悼するイベントが開かれました。今年はロシアによる侵攻で犠牲となったウクライナの人々にも祈りが捧げられました。

このイベントは、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺、ホロコーストの犠牲者を慰霊しながら、アウシュビッツ強制収容所の跡地を行進するもので、毎年この時期に行われています。今年はロシアによる軍事侵攻を受けて、ウクライナ人の犠牲者も追悼しました。参加者の中には、ウクライナの国旗をまとった人の姿も見られます。

ポーランド ドゥダ大統領「私たちは大きな声で『憎しみや反ユダヤ主義はいらない』『反ウクライナ主義はいらない』と訴えます」

イベント参加者「ウクライナの人たちが何を感じ、何を経験しているのかを考えています。ただ傍観するのではなく、彼らと共にあることを示したいです」

式典では、繰り返される戦争を前に、参加者が改めて平和への思いを強くしていました。