国連事務総長 人道目的の停戦“現時点では不可能”
国連のグテーレス事務総長は13日、ロシアが軍事侵攻したウクライナでの人道目的の停戦について、「現時点では不可能とみられる」との見解を示しました。
国連・グテーレス事務総長「現時点では、ウクライナでの停戦は不可能とみられます」
グテーレス事務総長は、国連の人道部門トップをロシアに派遣するなどして、国連主導で人道目的の停戦合意を目指していますが、13日に開かれた会見で「現時点では不可能とみられる」と述べました。
その一方で、「戦闘地域から民間人を避難させるためにできることはたくさんある」と指摘。現在、地域を限定した停戦や避難経路の確保など、複数の案をロシア側に提示していて、「返答を待っている状況だ」ということです。
事務総長は、プーチン大統領に対し、「最も重要なのは銃声を静めることで平和を実現するために真剣な交渉を行う必要がある」と強く訴えました。