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プーチン大統領、ブチャの民間人殺害は「フェイクだ」

2022年4月13日 5:35
プーチン大統領、ブチャの民間人殺害は「フェイクだ」

ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナ侵攻後、初めて記者会見を行い、首都キーウ近郊のブチャの民間人殺害は「フェイクだ」と主張しました。

ロシアのアムール州で建設中の宇宙基地を視察したプーチン大統領は、軍事侵攻をめぐり、従来の主張を繰り返しました。

プーチン大統領「我々はロシアの安全保障において、軍事作戦以外の選択がなかったのは明らか。目標が達成されることは、一切疑いがない」

その後、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談すると、軍事侵攻後初めて記者会見し、キーウ近郊のブチャの民間人殺害は「フェイクだ」と主張しました。

また、経済制裁に対しても強気の姿勢を示しました。

プーチン大統領「欧米はいつも見込み違いをしている。困難な状況の中では、ロシア国民がいつも団結していると理解していない」

さらに、停戦協議をめぐり、ウクライナ側がトルコでの協議の合意を翻したとして、「再び行き詰まった」と述べ、軍事作戦の終了についても明確な基準を示しませんでした。

ロシア軍が上空から毒物を投下したと、ウクライナ南東部マリウポリの治安組織「アゾフ連隊」が主張していることについては、言及しませんでした。

こうした中、アメリカのブリンケン国務長官は化学兵器の使用について、「何も確認できない」と述べつつ、「侵攻前からの懸念だ」として、真相究明のため同盟国と情報共有を進めていることを明らかにしました。

米ブリンケン国務長官「我々は何が起きたかを突き止めるため、同盟国とやりとりしている」

一方、ウクライナの財務相は、イギリスのフィナンシャルタイムズに対し、民間や軍事のインフラの損害が推定でおよそ34兆円にのぼることを明らかにしました。