「今もロシア兵が残虐な行為」米国務長官が強い危機感
アメリカのブリンケン国務長官は、ロシアが支配しているウクライナの町では、「今もロシア兵が残虐な行為をしていると考えざるを得ない」と述べ、強い危機感を示しました。
米・ブリンケン国務長官「ブチャと同じように、ロシアが支配している町では、今もロシア兵が残虐な行為をしていると考えざるを得ない」
訪問中のベルギーで7日、会見したブリンケン長官は、首都キーウ近郊で民間人の遺体が多数見つかったことについて、「何年もかかるかもしれないが、いつか必ず責任を取らせる」と述べ、ロシア軍の刑事責任を追及する考えも強調しています。
一方、国連が人権理事会でのロシアの理事国の資格を停止する決議を採択したことについては、「組織的な人権侵害を行う国は、人権を守る組織にいるべきではない。間違っていたことが正された」と評価しました。
またブリンケン長官はウクライナのクレバ外相とも会談し、さらなる軍事支援について協議しました。