キルギス暴動 野党側、臨時政府樹立を宣言
中央アジア・キルギスで7日、大統領の退陣を求める野党支持者数千人と警官隊が衝突。野党側は「政権を掌握した」と宣言した。
首都・ビシケクで7日、バキエフ大統領の退陣を求める野党支持者数千人が暴徒化し、政府の建物を襲撃、武装した警官隊と衝突した。保健省によると、少なくとも65人が死亡、400人がケガをした。事態を受けて、バキエフ大統領はビシケクを脱出したという。
一方、野党側は「政権を掌握した」と発表し、臨時政府の樹立を宣言した。また、ビシケク市内では略奪が横行するなど無政府状態となっており、混乱が広がっている。