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食料足りない…一部が暴徒化 シエラレオネ

2015年3月30日 0:10

 エボラ出血熱対策のため外出が禁止されている西アフリカのシエラレオネで、食料が足りないと主張する一部の住民が、食料の配給所に殺到して暴徒化する事態となった。

 ロイター通信によると、シエラレオネではエボラ出血熱対策のため、27日から住民の外出を原則禁止し、感染者の把握などに当たっている。

 しかし、28日になって食料が足りないと主張する一部の住民が食料の配布所に殺到。止めに入った警官隊と衝突し、警官隊が催涙ガスを発射する事態に発展した。

 エボラ出血熱をめぐっては、西アフリカのシエラレオネ、リベリア、ギニアを中心に犠牲者が相次ぎ、死者数はこれまでに1万人を超えている。