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EUが規制緩和で一致、運航再開へ

2010年4月20日 9:09

 火山灰の影響でヨーロッパ各地の空港閉鎖が始まって5日目となった19日、EU(=欧州連合)は管制当局の規制を緩和することで一致した。各国では、運航を再開する動きが出てくる。

 EU諸国は19日の緊急会議で、管制当局が出す勧告について、「危険」か「運航可能」かの2つしかなかった選択肢を見直すと決めた。新たに「飛行を妨げるほどではない」という判断基準が設けられ、火山灰の影響を受けている空域でも、各国が独自の判断で運航できるようになる。

 これを受けてフランスでは、パリのシャルル・ドゴール空港などが日本時間20日午後3時から再開する見込み。また、ドイツでは、国外で足止めされている人たちを帰国させるため、飛行機をアメリカやタイに向けて出発させている。