タイ・バンコクで、デモ隊と治安部隊との衝突による緊迫した状態が１５日も続いている。

　バンコク中心部のデモ隊が占拠を続ける地域周辺では、１５日も断続的に衝突が起きている。周辺の道路は封鎖され、閑散とした市街地に爆音が響くという異様な状態が続いている。タイ当局によると、１４日からの衝突により、これまでに１６人が死亡、ケガ人は１４０人以上に上っている。

　政府が包囲を強める方針であるのに対し、デモ隊側は引く構えを見せず、緊迫した状態がさらに続く恐れも出ている。