NYダウ反落 前日比114ドル安
18日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパの財政状況に対する懸念が再び浮上したため、ダウ平均株価は大幅に反落した。
18日に商務省が発表した4月の住宅着工件数は、前月比5.8%増加だった。政府の減税措置の期限切れを前に、駆け込み需要が発生したとみられている。一方で、先行指標となる住宅着工の許可件数は前月比11.5%減少し、3か月ぶりのマイナスとなった。
ニューヨーク外国為替市場では、ヨーロッパの財政悪化に対する懸念が再び強まる中、主要な通貨でユーロ売りが加速した。ユーロの対ドル相場は一時、1ユーロ=1ドル22セント台を割り込み、約4年1か月ぶりの低い水準で取引された。
こうしたことから、ダウ平均株価は前日比114ドル88セント安い1万510ドル95セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比36.97ポイント安い2317.26だった。