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北朝鮮「戦争局面と見なし、断固対処」

2010年5月21日 13:12

 韓国の哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃によって沈没した事件で、韓国・李明博大統領は21日、国家安全保障会議を開き、今後の対応を協議した。一方の北朝鮮は、李政権を非難する新たな声明を出した。

 国防、外交、情報機関のトップなどを集めた国家安全保障会議は21日午前8時から開かれた。「北朝鮮の魚雷攻撃」と明言した調査結果を受けて、北朝鮮の動向を分析し、今後、韓国政府がとる対応策について協議したものとみられる。

 一方、北朝鮮は21日午前の平壌放送で、「現在の事態を戦争の局面と見なし、北南関係で提起されるすべての問題に断固として対処していく」という新たな声明を出した。また、韓国との関係窓口にあたる祖国平和統一委員会は、韓国政府が報復の行動に出た場合、南北関係の全面閉鎖や南北が協力して行っている事業を全面的に廃止するなどの措置をとると警告した。