普天間問題は今秋に決着~米国防総省高官
アメリカ国防総省の高官は27日、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)移設問題をめぐる専門家による検討作業が予定通り終了し、今年秋には最終的な決着が可能との見方を示した。
議会下院での公聴会に出席した国防総省・グレグソン次官補は、工法などをめぐる専門家協議が日米合意通り、8月末までに終了するとの認識を示した。その上で、「今年秋には最終的な政治決定が可能だろう」として、11月のオバマ大統領訪日までに決着することに強い期待感を示した。
一方、海兵隊グアム移転を担当する海軍省・ファネンスティエル次官補は、インフラ整備が不十分なことから、14年の移転完了は困難との見方を示した。