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カストロ前議長、4年ぶりに公の場で演説

2010年8月8日 10:37

 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が、約4年ぶりに公の場で演説した。

 カストロ前議長は7日、キューバの国会に出席し、イランの核開発問題をめぐるアメリカの対応などについて、約12分にわたりスピーチを行った。また、核戦争を防ぐためには、各国が連携してアメリカを説得すべきだと述べた。現在83歳のカストロ前議長が公式の場で演説するのは、06年に病気療養に入って以来、約4年ぶり。

 カストロ前議長は先月から、テレビに出演するなど頻繁に姿を見せており、今回も自ら議会を招集したということで、健在ぶりをアピールし、政権への復帰を狙っているのではないかといった憶測を呼んでいる。