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NYダウ、終値103ドル高

2010年8月18日 10:17

 17日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は景気に関する指標が改善していることを受けて、ダウ平均株価は100ドル以上値を上げて取引を終えた。

 17日はまず、労働省が7月の卸売物価指数が前月に比べて0.2%上昇していると発表、4か月ぶりのプラスとなった。また、前年7月と比べると4.2%上昇していることがわかり、アメリカで根強く残るデフレへの心配が和らぐ形となった。また、鉱工業生産指数も、前月に比べて1.0%上昇し、設備の稼働率も前月を上回った。さらに、7月の住宅着工件数も前月に比べて増加し、3か月ぶりにプラスに転じている。

 消費の動向を探る上で重要な小売店の企業決算も明るい材料が相次いだ。小売りの世界最大手「ウォルマート」と住宅用品販売大手「ホーム・デポ」が決算を発表し、それぞれ増益だったことが明らかになった。

 こうした指標や企業決算をきっかけに買いが優勢となり、ダウ平均株価は前日比103ドル84セント高い1万405ドル85セントで取引を終えている。