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鉱山の落盤から17日 33人の生存を確認

2010年8月23日 19:00

 南米・チリ北部のコピアポにある鉱山で今月、労働者33人が生き埋めになる落盤事故があったが、22日に事故から17日ぶりに全員の無事が確認された。

 落盤事故は地下700メートルの坑道で起き、働いていた33人全員が生き埋めとなった。生存はほぼ絶望視されていたが、坑道にある避難シェルター付近を掘削ドリルで掘り下げたところ、事故から17日目になって、ドリルの先に「我々33人は元気だ。シェルターにいる」という2枚のメモがついて戻ってきた。

 33人は避難シェルターにあった2日分の水と食糧を少しずつ取り、助けを待っていた。ただ、大型ドリルで横から掘り進め、救出するまでには3か月はかかる見通し。