米・ブリンケン国務長官、イスラエルへ出発 停戦交渉調整のため
アメリカのブリンケン国務長官は、パレスチナ自治区ガザ地区をめぐる停戦交渉の調整のためイスラエルへ出発しました。一方で、イスラエル軍は17日もガザ地区での攻撃を続けていて、少なくとも17人が死亡、数十人がけがをしました。
ロイター通信によりますと、ガザ地区中部・ザワイダで17日、イスラエル軍による空爆があり、少なくとも17人が死亡、数十人がけがをしたということです。
また、中部の別の地区でも空爆があり、けが人が出ているということです。
一方、アメリカのブリンケン国務長官はイスラエルに向けて出発しました。
19日にはネタニヤフ首相との会談も予定されていて、ガザ地区の戦闘停止や人質解放をめぐり、アメリカが提案した合意案について意見交換する見通しです。
イスラエルの交渉担当者は交渉の見通しについて「楽観的な見方」も示しているということで合意実現に前向きな姿勢です。
一方で、イスラム組織ハマス側はイスラエルが交渉に条件を加えたとして、不信感を示しており、合意に向けてハマス側の対応が焦点となっています。