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ネタニヤフ首相“アメリカの支持なくてもラファ地上侵攻実行” 米ブリンケン国務長官に考え伝える

2024年3月23日 14:17

イスラエルのネタニヤフ首相は22日、アメリカのブリンケン国務長官と会談し、パレスチナ自治区ガザ地区の南部ラファへの地上侵攻について、アメリカの支持がなくても実行する考えを伝えました。

イスラエルはガザ地区南部ラファへの地上侵攻を準備していますが、アメリカは人道危機の深刻化を懸念し反対しています。

こうした中、アメリカのブリンケン国務長官が22日、イスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と会談しました。会談後、ネタニヤフ首相は「ラファに入らない限りハマスに勝利する方法はない」「アメリカの支持を得て実行したいが、必要であれば単独で行う」と伝えたことを明らかにしました。

一方、ブリンケン長官も会談後地上侵攻について反対する考えを伝えたことを明らかにしました。

ブリンケン国務長官「地上侵攻はイスラエルをさらに世界で孤立させ、長期的な安全を危険にさらす」

イスラエル政府の代表団が来週ワシントンを訪問し、地上侵攻を行わない代替案について協議する予定ですが、双方の隔たりは大きく、合意できるかは不透明です。