韓国政府は、新型コロナウイルス対策として継続している屋内でのマスクの着用について、義務から“勧告”に今後、切り替える計画を明らかにしました。ただ、具体的な時期は示していません。

韓国政府は23日、屋内でのマスク着用義務を解除する条件として、感染者数の安定、死者や重症者の減少、医療体制の安定、高齢者などのワクチン接種率向上といった4つの指標を示しました。これらのうち2つ以上が満たされれば、着用の義務を解除し、“勧告”に切り替えます。

ただ、その場合でも、医療機関や公共交通機関では着用義務を当面維持するとしています。

具体的な解除時期の見通しについては、感染のピークを過ぎた上で「早ければ1月末ごろになるかもしれない」との見方を示しましたが、正確な予測は難しいと付け加えました。

韓国政府としては現在、感染者数が増加傾向にあることなどから、慎重な判断をしたものとみられます。