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「思いやり予算」めぐる日米協議始まる

2010年10月5日 11:21

 在日アメリカ軍のための日本政府による経費負担、いわゆる「思いやり予算」をめぐる実務者協議が4日、アメリカ・ワシントンで始まった。日本側は削減を求めているもよう。

 思いやり予算は、現在の特別協定が来年3月末で期限が切れるため、新たな協定のための協議が今年7月から行われている。日本側は、去年11月の事業仕分けの結果も踏まえ、在日アメリカ軍基地にある娯楽施設などで働く労働者のうち、約6000人分の削減を求めている。しかし、膨れあがる国防費を大幅に削る動きがあるアメリカ側は、むしろ思いやり予算を増やすよう求めているとみられる。