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3人が退院 チリ鉱山落盤事故

2010年10月15日 12:58

 チリの鉱山落盤事故で、救出された作業員33人のうち、体調に問題のない3人が日本時間15日午前、入院していた病院から退院した。

 日本時間15日午前に退院したのは、フアン・イヤネスさん、カルロス・ママニさん、エディソン・ペニャさん。3人はワンボックスカーに乗り、サングラスをかけて病院を後にした。15日には、さらに多くの作業員たちが退院する見込み。

 NNNは、関係者が撮影した病院内部の映像を入手した。映像には、ガッツポーズをしたり抱き合ったりする作業員の様子が映し出されている。夫が地下に閉じこめられている間に生まれ、エスペランサ(=希望)と名付けられた子供を抱いた母親の姿も見られた。

 また、作業員を救助するため地下に下りたレスキュー隊の隊長は「まるで映画か悪夢のような状況でしたが、もうみんな大丈夫ですね」と話した。

 一方、33人が救出された事故現場が14日に報道陣に公開され、地下から脱出するのに使われた救命用のカプセルを間近で見ることができた。カプセルにはかなり多くの傷跡があり、地上と深さ700メートルの地中を何度も往復した跡がうかがえた。すぐ横には救出のために掘られたトンネルがあるが、安全のためフタをされていて、中の様子をうかがうことはできなかった。